2008年01月02日

これしかできないを逆手にとる

以前に「見方・考え方を逆転させること」を書いたけれど、それに近いお話をします。

最近、会社ではフリーソフトの利用に対して規制が厳しくなってきています。とはいえ、多くの人はソフトウェアの機能の1割程度しか利用していないことも多いです。ソフトウェアの機能はヘルプやマニュアルを見れば、どんなものがあるのか分かりますが、メニューに出ている機能ですら、平然と知らないというSEもいます。
画面に出ているものを使ったことがないと言ってしまう前に、どんなことができるのか、ある程度実験しておくことをお勧めします。
人によってはそのような前面に出ていることを知らないというと、怒る人もいます。
私はソフトウェアを利用する場合、必ず最初に設定画面を表示させます。そのソフトウェアがどの程度設定できるかで、ソフトウェアの能力をある程度は量る事ができます。また、設定に出ている少しだけ隠し機能に気づいたりすることもあり、大変勉強になります。

今回のお話は、そのようなことではありません。
機能や設定を見ていると、だいたいこのソフトウェアはこういうことができると分かります。その機能を、これしかできないと捉えるかどうかで、ソフトウェアをどこまで活かせるかが変ってくると私は考えています。

たとえ話をします。例えば、ウィンドウズ付属のメモ帳があります。メモ帳の機能をどこまで知っていますか?簡単にまとめますと、

1. テキストエディタであり、装飾も何もない。
2. ファイルサイズが大きいファイルを開くのには向かない。ただし、xp以降では時間はかかっても開くことができる。
3. テキストファイル以外を開くと、文字が化ける。
4. 対応している文字コードは、ShiftJIS。最近では、UnicodeやUTF8にも対応している。
5. 対応している改行コードは、CR+LFというMicrosoft系のOSのもののみである。

ここまで見ると、知っている人にしてみれば、機能は限定的で特定の状況でしか使えないように見えます。

この機能的には小さなソフトウェアも実はおもしろい使い方ができます。
簡単に言えば、文字コードがShiftJISとUnicodeのみであるならば、文字コードがそれであるかどうかをチェックできるということです。
対応している改行コードがCR+LFのみであれば、それ以外は正しく改行できないので、改行コードがCR+LFなのかどうかを判定できます。
これは、Microsoft以外のOSを利用している人には特に利用可能な機能です。

コンピュータに詳しい人ならば、バイナリファイルを見たいという方もいると思います。たとえバイナリエディタがなくても見るだけであればメモ帳でも見ることができます。
他のソフトウェアを使えばと思う方もいますが、さすがに顧客に納入するようなマシンでは、そのようなことができない状況も稀にあります。

これはメモ帳が持っている機能が限定的だからこそできるチェック機能です。これはたとえばでしたが、これしかできないを逆手にとった例です。

パソコンを使う上で、できる・できないを問題にするケースがありますが、できる・できないで物事を考えることはあまり重要なことではありません。
それを使えば何ができるのか、それを想像して、使い方を創造することこそ、重要であり、またパソコン、コンピュータを使う上での醍醐味にもなってくると思います。

使い道のしがらみにとらわれず、何ができるかではなく、どう使いたいかでコンピュータを見てみることも、試してみてはいかがでしょうか?
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