2012年10月12日

思考力がないことのデメリットを知る (3/4)

書籍には考える力がないことによるデメリットが示されていないことが多いように思います。
このデメリットについても知る必要があると思います。

仕事にしろ勉強にしろ、どんなことでも次のステージに進むには何か必ず新しいものを理解する必要があります。もしくは新しいものを生み出す必要があります。そのためには新しいものについて考える能力が必要です。勉強の場合、通常高校までは先生が先に新しいものを教えてくれます。そのため、新しいものを自分から理解しようという能力は育ちません。そして、それに慣れてしまうと、知識は与えられるものだから、待っていれば答えがいつか得られることを無意識に考えてしまいます。これが自分で考えることを阻害し、分からなければ降参さえすれば、誰かが答えは教えてくれると待ちの状態になります。

社会人になれば、勉強すらも自分から新しい領域に踏み込まなければなりません。いえ、踏み込むことは簡単です。本を買うなり、人に教えを請えば良いのですから。でも、そこでは答えを簡単に教えてもらうことはできません。正確には答えがない可能性が高いです。社会において答えとはないに等しく、いわゆる処方箋に近いものです。よって、誰かのやり方が正しいかといえば、別の状況では全く正しくない、もしくはもっと良い方法があることが多いのです。

また仕事にしてみれば、何か新しい革新を生み出すこと自体、既存にはありませんから答えなど教えてもらうことはできません。それこそ自分で答えを作る人間にならなければなりません。それが考える力になります。それを既存がこうだからとか、調べたけど答えがないと言っていては、当然何も改善も革新も新しいこともありません。また、現状何が問題か、不満はないかなども考えませんから、結局は非効率な方法を続けます。

これらはもし会社であれば、人件費として莫大なコストとなります。

会社員は法的に十分保護されています。就業時にいわゆる能力主義による契約をしていない限りにおいては、容易には解雇されません。
それが逆に、安心感を生み、社員自らの向上心を阻害する要因になり得るケースもあり、一概に良し悪しを言い表せません。良いのは、考える力がある人間からすれば、チャレンジ精神を持って新しい分野に進出し失敗したとしても、そこは守られるためです。また会社もチャレンジ精神のもと、正しく活動した社員は重宝こそすれ、捨てることはほとんどありません。
逆にチャレンジせず、現状を変えることもしない社員は、単に守られているだけで、会社には害しかありません。会社は基本的に、社会に貢献し、利益をあげ、会社を大きくすることが求められます。その全てにおいて重石になります。

この重石はチャレンジしようとしている人間にとっても害になります。チャレンジしようにもお金がなくなれば、会社はチャレンジを容易に認められなくなります。また、チャレンジできる能力を有していても、考える力がない社員が活動できるよう、彼らが考えなくてもできる方法を模索することにチャレンジする必要性が出てきてしまいます。つまり、チャレンジできる人間は社外に能力を発揮して確認するのではなく、社内の考える力がない社員に向けた閉じたチャレンジしかできません。
結果、これらは別に評価されることもなく(考える力のない社員が幸福になり、そして感謝もされませんし)、文句も言わずにこれまで同様残るか、会社を去る道を選ぶことになります。

考える力がないということは、会社が革新する上での妨げになります。

考える力がない人のデメリットはその人自身にはありません。その人の周りの方にしかデメリットは発生しません。昔であれば聴衆を簡単に扇動できたでしょうが、今の方は思考能力にまで発展しませんが、自分にデメリットでは?ということだけは、自分を守るために感覚的に考えます。
ですが、あくまで自分のデメリットまで。他人に与えるデメリットを認識するには至りません。
また、何となく考える力がないなと思いながらも考える力がないことを実感できない、自分で気付かないのも考える力がない場合の特徴です。
そして、得てしてまわりからは評価されないのですが、その評価の理由も分からず、教えてもらえることもあまりありません(どうせ聞いてもなぜなのかを考えないため。。。)。

はっきり言えば、この記事は耳障りな内容だと感じる方も多いでしょう。ですが、デメリットを認識しなければ身につけるモチベーションにならないかもしれない、逆に言えば、この記事でモチベーションにつながる方もいるかもしれませんので書かさせて頂きました。
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