2011年06月20日

私が上司になったら

私はまだ上司という立場ではありませんが、先輩後輩という立場でプロジェクト内で実践したことがあります。
それは、部下(この場合は後輩ですが)の愚痴や要望、やりたい事を聞くということです。
これは酒の席であれば、酒の勢いで話しやすいこともあるでしょうが、結局聞いたことを忘れてしまいやすいです。また、メモを取らなければ、真摯に聞くという気持ちも出てこないものです。

どんな内容でも愚痴を聞きました。「やり方が良くないのではないか」、「答えは分からないけど、これはおかしい」等です。
対して私の返答は「なるほど、〜ということで認識はあっている?」「なるほど、私もそう思う。では、一度持ち帰って率直に試してみるよ」「なるほど、私は〜だと思う」という感じで答えました。

また、最初は当然後輩といえでも身構えてしまうでしょう。どうやったって意図はなんだろうかと勘ぐってしまうものです。私は先に、こう目的を切りだしています。

1. 愚痴を出しきって、少しでもストレスを出したい。
大きな声で人に聞かれたくないことでも会議室なら聞かれにくい。
2. 酒の席では真面目に聞いてあげられなくなったりする。
でも、酒の席がよければそっちでも聞くよ。
3. 自分もたくさん愚痴があって、会社や自分の上司、もちろん君にも愚痴があって、
実は聞いてもらいたい。その愚痴から君も言いたいことを言っていいし、
自分で気づかなかったより良くする方法にこっそり気づいたらラッキーかなと思った。
4. プロジェクトは結局なんとか回る。
けれど、やりたくないことをずっとやり続けて回すんじゃなく、
やりたいことをやって、それでプロジェクトが回るように配置したいんだ。
5. 一対一なのは、他の人がいると言いにくいこともあるでしょう。
だからここの話はここだけの話にしてほしい。私の分は少なくともね。

直接口頭ではもっともっと簡単にピックアップして説明しますが、ここでは色々と目的を記載しました。


多くの上司や先輩は忙しいことも多く、また業務の進め方の良い点として、結論先出しもあって
「何が問題で、どうして欲しくて、それでどうなるかを説明しろ」
「愚痴とか誰かをせめるのではなく、建設的・前向きにプロジェクトをどうしていくかを考えよう」
「だからなんなのか?ただの愚痴で終わったら何もできない」
と言われやすいです。
ですが、本当のプロジェクトの問題は、あくまでも漠然としていて、しかも下っ端ではどうしたらいいか
力も権限も人脈も何もなく、それでも一番の実態を知っているのに何もできないという状況だと、私は考えます。だから上記のように言われると、下はもう何も言えないのではなく、言わなくなります。
また、上司は部下の言葉を真面目に効いていないとも思います。
いつもは「人生相談だってなんだって乗るよ」とか「なんで俺に相談しないんだ」など飲み会で言っていても、所詮それは言葉だけだと痛感させてしまうのです。

これは後輩たちが打たれ弱いのではなく、また勇気が足りないとか、昔と変わったとかではなく、誰でもそう感じるものです。ただ、そう感じた後にどう動くかが世代や性格によって違ってきているだけなのではないかと考えています。

でも、愚痴をメインにしたら結局答えはでないでしょう。それは分かっています。
人間は思っていることを言えないことがまた、大きなストレスになってしまいます。同期やさらに下の後輩に言っているうちは良いでしょうが、それでも解消しきれないストレスとなった場合、それは行き場を失います。本当は上に投げるべきものなのにです。
何でも言える場を提供してあげることも重要です。

また、下の愚痴からプロジェクトの問題点を抽出、推敲、類推できない上司は、正直なところもう無能な上司だと言われる時代だと考えるべきでしょう。
そこにはいろいろな問題点と解決策があるはずです。ただの愚痴だと思ってしまったら、ただの愚痴です。でも「そんなところに答えもアイディアもないと思うところにアイディアがあるかもしれない」とよく上司は言うのに、愚痴からはアイディアを探さないのは、単純に自分のことややり方を批判されたくないだけではないでしょうか。
上司の度量として、真摯に後輩の指摘を愚痴でも聞き、修正していくということを見せなければ、後輩が成長しない姿をなぜ注意できるのでしょうか。
「最近の若者はなかなか理解できない」は、簡単にいえば我々先輩がなかなか勉強もせず新しいことを取り入れていないからのように後輩からは見えています。だからこそ、私は誰よりも最先端のやり方も把握しようとしています。愚痴から取り入れようというのも、その一環です。。。
愚痴では前に進まないのではなく、また愚痴では結局どうしたら良いか分からないのではなく、その愚痴から本当の問題を抽出し、解決策を考えるのもマネジメント職の仕事だと私は考えます。

ただし上司側も、色々と聞き出したくて聴きに行くんだけど、やっぱりなかなか話してもらえないと思うでしょう。だからこそ、自分から自分の上司の愚痴をわかり易い言葉で後輩に先に話すのです。
先に、「上司がこうだから、本当はこうしてやりたいんだけどなかなかできないんだよね。。。難しいし、君が何がやりたいかもっと明確にしてくれたら、もっと君のやりたい事をサポートできて、それを理由に上も動かせるのにさ。だから、上を動かすためにも先に君のやりたい事を教えてほしい。もしくは一緒に考えよう」と言ったりします。



ただし、全ての後輩に対してやるとこれは大きな問題です。後輩一人ひとり性格が違います。
これをやって結局言いふらしてしまう子もいるでしょうし、私生活の話に飛んだりする子もいるでしょう。
真面目な子に対してやると効果的ですし、人によって時間をうまくコントロールすることも重要です。
人それぞれの性格をどれだけ見て、その子が何をしているかをどこまで把握しているか、当然上司として求められる物です。そこまでやって、適切に愚痴を聞き、プロジェクトを回すのが必要です。


私が上司になったら、どこまでうまくやれるかは分かりませんが、こういうことをしっかりやりメンバーマネジメントを図りたいと考えています。
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/46148675
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック