2009年06月26日

プログラムを作成するときに発揮する論理(ロジカル)力について(2)

2. スタート地点とゴールは明確か?

プログラムを作る場合は、何を作るか明確でなければ作ることができません。
確かにある程度作りたいものがあれば、それなりのものができます。
また、作りたいものがまだ漠然としているから、ある程度のものにし、作っている途中で
明確にすることもありますが、それは途中経過が明確であり、また最終的にはゴールも明確になります。
よって、作りたいものを明確にする必要があります。
が、同様にして現状も明確にする必要があります。


例えば、あなたが先輩から「飲み物を買ってきて欲しい」と頼まれたとします。
通常であれば、たとえどんな人でもこれで買いに行くことはできないですよね。
これで行ってきますと言ってしまう人は、なかなかの怖いもの知らずです、きっと。

では、あなたは飲み物を買ってくるという依頼を遂行するために、他にどんな情報を
聞かなければならないでしょうか?
普通ならば、以下のような質問をすると思います。

1) どんな飲み物を買ってくるか?
2) 1)に関連し、銘柄や味・サイズは?
3) もし無ければ、代替案は?
4) いくら位までに抑えたいか?
5) どこで買ってくるべきか?
6) お金の支払いは?

これで大体の人は買いに行くのではないでしょうか?
ですが、実はこれだけでは本質的には先輩の要求を満たせない可能性があります。
本当は暗黙のうちに決めてしまっている・分かりきっているか、忘れている質問がまだ隠されています。

7) いつまでに(どれくらいの時間で)買ってこないといけないか?
8) 戻ってきたときに先輩がどこにいるか?
9) 8)に関連して、先輩がいなかったときにどうするか?
(探せばまだありそうですが、この辺で)

この質問に対して、自分の現状を知らなければならないと言えます。

7') 今は何時なのか? よって、何時までに戻らないといけないか?
8') 今の場所、お店の場所、戻るべき場所はどこなのか? 行ける距離か?
9') 先輩がいないときの対応は取れるか? 例えば冷蔵庫に入れてと言われても
冷蔵庫がなければ対応できない
検討事項) そもそもこれらは実現可能なのか?

このように暗黙のうちにゴールの条件を決めてしまうか確認しない状態、つまり明確ではない状態に
なると、ロジカルに物事を考えられません。つまり、手順を明確にできません。
7〜9)は確認しなくても買いに行くことはできますが、最悪の状況が発生して買ってきたら先輩が外出していたでは
先輩の依頼は達成できませんよね。
同様にその7〜9)を聞く上で、自分の現状が分からなければ実現できるのかどうか分かりません。
また、実現できない可能性も判断できず、回避策も立てられないでしょう。

つまり、論理力には以下のことが求められます。
1. 細かいゴール(目的・理由)の内容(要件)を明確にする
2. ゴールだけでなく、スタートも明確にする

これは目標を立てるときと同じです。自分の将来(ゴール)と、未達成の今の状態(スタート)を明確にしているからことs、
ゴールへ行くための道筋が見えて、適切な目標達成手順を考えることができるのです。


プログラムを作る場合で例えれば、先輩が利用者であり、あなたがプログラムの開発者になります。
何を作りたいのか、作りたいものが明確でなければ、作ったものは最悪無駄になります。
このとき、まず最初に聞くべきゴールの内容とは、目的(理由)です。
つまり、これを誰が何のために、どんなメリットがあって使いたいのか?が重要です。
それを踏まえなければ、どういう画面にすればよいか、どこまで機能を提供してあげればよいかは
決められません。それを勝手に決めるという事は、もしかしたらメリットを教授できない
システムになってしまうかもしれません。

そうならないためにもスタート地点とゴールの状態は明確でなければなりません。
ただし、スタートとゴールの間にもいくつか通過ポイントを立てます。
それも小さな範囲で見たらスタートとゴールになります(通過ポイントから通過ポイントなど)。よって、通過ポイントを立てたときも、通過ポイントを明確にする必要がありますので注意してください。
posted by Kiruahさん at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | ノウハウ
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