2008年12月19日

新規参画者のための開発ポータルサイト作成

どのプロジェクトでも、またプロジェクトに関わらず企業において新しくきた人間(新規参画者や新人)にはすばやく業務に慣れて、活躍して欲しいと思うものです。
ここでは特に、プロジェクトの新規参画者に関して述べたいと思います。
現実的に新規参画者に対して、プロジェクトメンバーが直接教育することは少ないと思います。通常はプロジェクトのリーダーやプロジェクトマネージャが、新規参画者のみを呼び、会議室でホワイトボードでも利用して以下のことを説明するぐらいです。

1. このプロジェクトの名前
2. このプロジェクトのお客様
3. 何のためにこのプロジェクトをしているか
4. このプロジェクトのゴール、何を作らないといけないか
5. 体制とプロジェクトの期間
6. あなたの役割
7. ドキュメントのだいたいの場所と、誰に聞けばよいか

さて、これだけであなたは、いきなり「じゃぁ、このシステムのここのプログラムを作って」と言われて作れますか?
通常はまず、慣れるために存在している成果物を眺めたり、設計書等のドキュメントを読んだりします。そして、当たって砕けろです。
分からないことは都度、隣の人に聞いてみることを実践すると思います。他にもいろいろとやるかもしれませんが、この最初の作業が"システムを作っている人たちの作業がシステム化されていない"のです。

同様のことは、ある程度プロジェクトに慣れて、忙しさのあまり混乱してきたメンバーへのフォローにも言えます。
そのたびに、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャは人を集めては、上の1〜7+αを説明するのです。

私はこの部分をどうやって解決するべきか、ずっと考えています。
現状では、「開発ポータルサイトを作成する」という意見に至っています。

開発ポータルとして、Wikiを利用することをおすすめします。WikiといってもWikipediaではありませんが。
Wikiのシステムとしては、導入の簡単さや利用方法、見た目の美しさ等から、JAMWikiをおすすめしています。JAMWikiは、MediaWikiというWikipediaのWikiシステムを目指したシステムです。
データベースを利用しなくても良いため、簡単に利用できますし、全文検索ができるので、利便性が高いと言えます。Tracのようなプロジェクト管理にもってこいのツールもありますが、それを利用しないことを検討しています。Tracならばバグ管理、バージョン管理、Wikiを構築できますが、それだけにハードルも高くなると思います。

Wikiに、プロジェクトについてまとめていき、このWikiを新規参画者に読んでもらうことで上記を解決できないかと検討しています。
Wikiには以下の内容を記述するべきだと考えています。

・トップページ
- プロジェクト名と良く見るページへのリンク。
- 暇つぶしに見るとよいニュースサイト等。これがあると、メンバーが息抜きしやすくなりますし、技術サイトへのリンクによって、メンバーが自分で技術情報を探せます。

・プロジェクトについて
- 概要
- スケジュール
- システム全体図と開発範囲
- 何を作りたいのか?誰が何に使って、それでお客様は何をしたいのか。そういう内容を意識させられるように記述する。

・用語説明
- プロジェクト内の用語について

・メンバーの連絡先
- リーダーやメールアドレス一覧など。

・技術的なまとめ
- プログラム技術や設計書の書き方。標準化等。

・設計書情報
- 設計書へのリンク。ポイントはフォルダとファイルへのダイレクトリンクの両方を作ること。

・バグ管理等
- バグ管理システム Trac 等へのリンク

・方針
- たとえば、テストはこういう方法で、ここを検証してください等

・ツール
- 良く使うツールや、メンバーが独自に作ったツールのリンク等

・リンク集
- おすすめの飲み会のお店のリンク

メンバーが比較的自由にページを記入できるようにするべきですが、必ず管理者をたてて、利用者の管理を行うようにする必要があります。そうでなければ、管理が行き届かず、荒れてしまいます。
同様に記述を推奨し、記述しやすい環境を構築するべきでしょう。


Wikiだけでなく、Blogシステムも構築すると良いと思います。
Java用Blogシステムについては検討したことがないため、良く分かりませんが、Blogを利用して日報の代わりにしたり、自慢話みたいなものや意見、提案、飲み屋の情報を、公序良俗に反しない犯意で自由に記入してよいようにすると、リーダーはメンバーの考えを理解しやすいのではないでしょうか?

ただし、どちらも記述内容をどこまで制限するか、どうやって記入を促進するかが課題です。書かない人はとことん書きません。
同様にして自分の情報を出さない人も多いです。情報を共有することの重要性を理解していないことが最も多い理由です。そこはどんなに優秀な人でも実施してくれないケースがあります。
義務化も優先すべきは業務なため、難しいです。

そこの部分はどうするか、まだ検討中です。この案は、まだ私自身が実施していないことです。もしすでに実施している方がいれば、参考意見を聞けたらうれしい限りです。


このように、プロジェクトに対するまとめを記述した開発ポータルサイトを構築することで、新規参画者はサイトを見ればプロジェクトの概要やゴールを知ることができ、すでに参加している人も検索やまとめられた情報からすばやく情報を取得でき、効率的なのではないかと考えます。
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